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20代サラリーマンの趣味によるブログ

水野南北・著『食は運命を左右する』を読んで

僕の中で「食事」はとても重要なものです。食べ物は行きていく上で必要なものです。「We are what we eat」というアメリカのことわざにもあるとおり、私たちの体は毎日の食事から作られています。

食事に関わる本は以前から読んでいて、いくつか印象的な本があったので紹介したいと思います。

今回紹介するのは水野南北という方が書いたものを現代語で分かりやすく紹介した「食は運命を左右する―現代語訳『相法極意修身録』」です。

定価は1,500円ほどだったのですが、今は絶版されているようで僕が買った時は4,000円くらいしたことを記憶しています笑

「高いな・・・」とは思ったんですが、とても内容が深くこれからの人生の指標となるようなことを多く学べたので後悔はしていません。

 

食は運命を左右する―現代語訳『相法極意修身録』

食は運命を左右する―現代語訳『相法極意修身録』

 

 

水野南北という人物

南北はとてもやんちゃな気質で、10歳のころから酒を飲み、町では喧嘩ばかりしていたそうです。18歳の時、酒代を稼ぐために罪を犯して捕まるという相当なワル。

その時に牢屋に入っている囚人と一般人の人相が全然違っていることに気づきます。

観相に興味を持つようになりました。

あと1年の寿命と宣告されます。その運命を避けるためには出家しかないと言われた南北はすぐに寺に足を運び、出家したい意思を伝えます。

その時に「1年間麦と大豆だけで生活できたなら入門を許そう」と言われます。本当は断る言い訳としてそう言ったのですが、南北は素直にこのことを実行します。

質素な生活を1年間続けた後、その寺を訪れる前に同じ人に人相を見てらったところかつての相がきれいに消えていると言われます。

その経験から「人の運は食にあり」と悟った南北。

一日に麦1合、酒1合、副食は一汁一菜の生活を徹底し、晩年は大きな財産を築き上げました。 

「人の運は食にあり」

ここからは本の中の内容を抜粋して紹介したいと思います。

  • 食事量が少ない人は不吉な人相でも、恵まれた人生を送り、長寿になれる
  • 逆に過食する人は体調を崩しがちで、一生ストレスに悩む

ここでねずみの実験が紹介されていました。ねずみをふたつのグループに分け、一方には通常どおりエサを与え、もう一方には飢餓しそうなくらい少ない量のエサを与えて育てました。するとエサが少なかったネズミはもう一方のネズミに比べて、2倍も長生きしたそうです。

  • 身の丈(収入)に合わない美食や、初物を好む人は成功しない
  • 自分の生活水準より低い程度の粗食を続ければ、いずれは成功する
  • 食事時間が不規則なのは、人相が吉でも運勢は凶
  • 食事の量が一定ならば給与も安定する
  • 大食漢で食事時間が不規則な人は成功しない(体力を使う肉体労働は別)
  • 成功・発展しようとするなら一芸を極め、毎日の食事を厳重に節制し、成就するまでは美食を慎み、自分の仕事を楽しみに変えるべき
  • 粗食を心がけているものは食を満たしていないため、その代わりに給与が満ちる
  • 食は天の恵みであり、食べるということは天に借りを作っていること     3食の中でそれぞれご飯を半分我慢すれば、運勢は良くなる
  • 将来成功するか知りたいならばまず食を減らし、この習慣を厳重に定める   実行しやすいものはかならず成功するし、逆に飲食に心惹かれるものは鳥や獣と同じで成り行き任せの人生を送る

とまぁ大体こんなようなことを言っています。 

大切なのは食事の量を少なくし、食べる時間を決めること。

自分の生活水準より低い粗食を心がけることですかね。

確かに食事を質素にすると体調がよくなります。消化しにくい揚げ物やカロリーの高い菓子などを控えるようになるのでそのおかげかなと。

また自分をコントロールするのが上手になります。人間の3大欲求の中で食欲が一番手頃に解消できると思います。それを自分の意思で律して制限する。こうした生活を送っていれば自己管理能力が高まるのは必然ですよね。

もちろん南北が生きた時代と現代の環境には大きなギャップがあります。必要な付き合いなどもあるし、食を質素にして常に一定の量に定めるというのは難しいかもしれません。

食にこだわるあまり周りと疎遠になり、孤独な環境になってしまったら、例え成功を収めたとしても素直に喜べませんよね。

大切なのはバランスです。付き合いの時以外は食を節するということを心がければいいのではないかと。

ギチギチに自分を縛ってしまうと、絶対続かないですしね。